2023年度 かがやきクラブ横浜 特別講演会を開催します

2023年度 かがやきクラブ横浜 特別講演会を開催します。

 

私たちの心身の状態は、健康と病気の間で連続的に変化していると言われています。

「未病(ME-BYO)」は、その状態を表す言葉です。

気になる症状がある人も、今はない人も、日常生活において未病の改善により健康な状態に近づけていくことが大切です。

今年度は、高齢者が最も気になる病気※(症状)といわれている、循環器の専門医をお二人お招きして、

心疾患の予防と治療に関する講演を行っていただきます。 ※平成29年度高齢者の健康に関する調査(内閣府)による

 

【日時】2023年12月15日(金)

       午後1時30分から3時30分まで

 

第一部 

「ご存知ですか?寝たきりや認知症の原因となる不整脈」」

 

【講師】東京医科歯科大学大学院 循環制御内科学 教授

東京医科歯科大学 循環器内科 科長

       笹野 哲郎 氏

 

心臓の働きの低下によって起こる心原性脳塞栓は、日本の寝たきりの約20%を占める寝たきりの最大要因です。

心原性脳塞栓の多くは、心房細動という不整脈に伴って発症します。

心房細動は、脳の血流が低下して認知症が進むことも知られています。

 

日本における心房細動の患者数は約90万人と推定されていますが、自覚症状がないことも多いという特徴があります。

心房細動の診断は心電図で行うのですが、病院を受診して検査した時に発作が起こっていなければ、発症していても

診断はされないということになります。この状態を “隠れ心房細動”と呼んでいます。

今回の講演では、隠れ心房細動発見の重要性と、AIを活用し隠れ心房細動を推定する検診について解説いただきます。

 

 

第二部 

「動機、めまい、日中の眠気・・・実は怖い病気が隠れているかも?」

~自分の健康状態を知り、対策しよう!~

【講師】東京大学医学部付属病院 循環器内科 医師

       磯谷 善隆 氏

 

どきどきしたり、めまいがしたりするけど、病院に行くほどなの?
昼間に眠くなるのはなぜ?

ご自身の健康を管理するためには、まずは知ることからです。
睡眠時無呼吸症候群であれば、
・5割が心不全
・動脈硬化など、心血管疾患を増長
・メタボになりやすくなる
などが挙げられます。
病院や検診センターに行くのは面倒な方でも、ご自宅で簡単に検査を受けられる時代が来ました!

ご自身のためにも、ご家族のためにも、ぜひ一度検査を受けてみられてはいかがでしょうか?

 

 

【会場】関内ホール 大ホール     【参加料】無料

【対象】60歳以上の横浜市民      【募集人数】:500人

【応募期間】10月16日(月)~11月10日(金)必着

【応募方法】参加者全員(2人まで可)の住所、氏名、年齢、TEL、老人クラブ加入の有無をご記入の上、往復はがきにてご応募ください。(消せるボールペンの使用不可)

詳細は以下のチラシをご覧ください

2023かがやきクラブ横浜 特別講演会

 

 

講師プロフィール

 

笹野 哲郎 氏

東京医科歯科大学 循環制御内科学 教授
専門 循環器内科学、不整脈の基礎・臨床研究
資格 日本内科学会認定医/総合内科専門医、日本循環器学会循環器専門医、医学博士
日本不整脈心電学会 理事、評議員
日本内科学会 評議員

 

磯谷 善隆 氏

東京大学医学部付属病院 循環器内科 医師
専門 循環器内科学